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【東野圭吾初心者向け】最初に読むべき名作3選|全作品読破の筆者が厳選!

マコト

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東野圭吾作品に興味があるけど、どれから読んだらいいかわからない…そんなあなたに向けて、全作品を読破した筆者が“最初に読むべき3冊”を厳選しました!

おすすめ3作品の紹介

『新参者』

あらすじ

刑事・加賀恭一郎、日本橋へ。

日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街に暮らす普通の人びと。「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」。大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へと繋がっていく。

推しポイント

① “人情ミステリー”の真骨頂

加賀恭一郎が事件の真相を追いながら、関わる人々の「小さな秘密」や「心の傷」を丁寧に拾い上げていく構成が胸アツ!

犯人探しだけじゃなく、人と人とのつながりや再生の物語が描かれていて、
ただの推理小説じゃない!

② 一話完結型で読みやすい!

各章ごとに登場人物が変わる連作短編形式で
進むから、テンポがいいし、登場人物も整理しやすいです。

途中で中断してもすぐに再開しやすいのも◎

読み慣れてない人にもとても優しい構成です。

③ 日本橋の街並みが舞台の“ご近所感”

下町情緒たっぷりの日本橋が舞台。

お煎餅屋さんや和菓子屋さんなど、昔ながらのお店がたくさん出てきて、読んでるうちに

「この街、歩いてみたいなぁ」って思うはず。

舞台の雰囲気込みで楽しめる作品!

④ 加賀恭一郎の人間味と優しさ

論理的で冷静な名刑事…だけど実はとても“人の心”に寄り添う人、

それが加賀さんの魅力!

事件解決だけじゃなく、関わった人たちの人生をそっといい方向へ導く姿が沁みます。

初対面でも「この人、信用できる」って思える主人公って、なかなかいないと思います。

『容疑者Xの献身』

あらすじ

天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。

推しポイント

① “ただの推理小説”じゃない。これは究極の愛の物語。

ミステリーとしての完成度が高いのはもちろんだけど、それ以上に心を揺さぶられるのが、石神という男の“愛のかたち”。

静かで、一途で、自己犠牲に満ちたその姿に、

読後はきっと

「こんな愛し方、あるんだ…」

と圧倒されるはず。

② どんでん返しの衝撃と、読後の余韻が凄まじい

読み進めるほどに引き込まれて、最後にすべてが明らかになったとき、鳥肌が立ちます。

しかもそのトリックが“奇をてらった”ものじゃなく、

ちゃんと物語に深く関わってるから、私はラストで涙が出ました。

③ 天才同士の“静かな頭脳戦”がアツい

物理学者・湯川(ガリレオ) vs 数学者・石神

二人の天才が、それぞれの立場から真実に迫っていく過程が知的で面白いです。

派手なアクションがなくても、こんなにハラハラするなんて…って驚きます!

④ ガリレオシリーズだけど、単体で完結して読める!

シリーズ作品だけど、これは完全に独立して読めます。

登場人物の背景も丁寧に描かれてるから、前作を知らなくても感動できます。

むしろ、この一冊でガリレオシリーズにハマる人が多いのでは?

『秘密』

あらすじ

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。解説・広末涼子、皆川博子

推しポイント

① まさかの「妻の魂が娘の体に宿る」設定。でも、めちゃくちゃリアル

一見ファンタジーっぽい設定だけど、

描かれているのはごく普通の家族の葛藤と愛情。

その“ありえない状況”の中で揺れる夫・妻・娘の心情がリアルで、

読んでて胸が苦しくなるくらい引き込まれます。

② 「もし自分だったら…」と考えずにいられない物語

大切な人を失う苦しみ、その人が“違うかたち”で目の前に現れたらどうする?という究極の問いが突きつけられます。

読んでるうちに、自分の価値観や愛のかたちまで揺さぶられる感じです。

③ 東野圭吾、泣かせにきてる。容赦なく

ミステリー作家のイメージが強い東野圭吾だけど、

この作品では“人間ドラマ”に全振り。

読み終わった後、

静かに涙がこぼれるような、そんな優しくて残酷なラストが待ってます。

④ ミステリー初心者にも読みやすい、切ない“夫婦の物語”

難しいトリックや専門用語はなし。

でも、

物語の展開にドキドキしながら、深いところで“家族って何だろう”と考えさせられます。

ミステリーというより、ヒューマンドラマが好きな人に強くおすすめ!

まとめ

今回は、東野圭吾作品の中でも「初めて読む人にこそおすすめしたい3冊」を紹介しました。

それぞれの作品に魅力があって――

✔『新参者』は、人情味あふれる街と刑事の優しさに触れられる一冊

✔『容疑者Xの献身』は、圧倒的な愛と知性が交差する名作ミステリー

✔『秘密』は、「家族」や「愛」をじっくり考えさせられる切ないドラマ

どれから読んでも間違いなし。

でも、もし迷ったら、自分の“今の気分”に一番近いものを選んでみてください。

泣きたいなら『秘密』、
驚きたいなら『容疑者Xの献身』、
あたたかさを感じたいなら『新参者』

――そんな風に。

東野圭吾作品は、一度ハマると抜け出せません(笑)

この記事が、あなたと物語の“いい出会い”になりますように

ABOUT ME
大山 マコト
大山 マコト
30代の男です。 趣味の読書の感想を中心に徒然なるままにのんびり投稿していこうと思います。 【好きな分野】 歴史小説・伝記・ノンフィクション・青春小説・恋愛小説 【好きな著者】 東野圭吾、司馬遼太郎、齋藤孝、有川ひろ、池井戸潤。  最近は東野圭吾さんの未読の作品を刊行順に読むことを楽しんでいます。 2023年12月3日、東野圭吾作品全作読破。
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